今年も春に、「青春18切符」を目いっぱい楽しんできました。いままで、中国、四国は旅行をした事がありません。今年は、是非とも広島に行ってみたい、餘部の鉄橋が今年でコンクリート橋に変わるのでその前に見ておきたい。出雲大社にもお参りをしておきたい。鳥取砂丘もまだ見ていないなどメニューは結構いっぱい広がります。

　この旅を「青春18切符」で行います。「えっ、またですか」とあきれ顔の取り巻きの顔が浮かびます。きーさんはそんな事には一向にお構いなしで時刻表を開いてチェックを始めました。広島までは楽に行けますが、広島から出雲は鈍行列車ではかなり大変です。その区間はバスを使う事にしました。せっかくですから出雲〜松江は一畑電車に乗ってみようなんてのバリエーション。玉造温泉から鳥取砂丘、そして、餘部で長さ350m、地上高41.5mのトレッスル（橋脚）式では日本一の美しい鉄橋を存分に観て京都に戻ります。

　　東海道線は往復とも「ムーンライトながら」です。早速「えきネット」で一ヶ月一週間前の2月吉日に出発の予約を入れてこの旅のスタートです。

　広島に行きたい理由は、前々から、世界で初めて原爆の犠牲になった広島をこの目で見ておきたいと言う事ひとつでした。平和記念資料館、原爆ドーム、平和記念公園を見てきましたが、資料館の展示品と原爆ドームだけが原爆の悲惨さを伝えていました。きれいに整備された記念公園やすっかり復旧した政令指定都市広島は当時を思い起こさせるものは何一つありません。。戦争体験者も少なくなってきた今日、悲惨な戦争を風化させないために「ノーモア広島」を語り伝えるほんのちょっぴりの役割を果たしたいために。
　
　出雲大社には何をお願いすればいいのか。まあ、今、しばらく夫婦で元気良く過ごせるようにとでもお願いしておきました。鳥取砂丘はどうにか雨の合間に訪れる事が出来ましたが、何と言っても季節が良くありません。また、いつか季節の良い時期に来てみましょう。

　　もうひとつ大きなファクターがありました。3月20日、京都西京極競技場でべガルタ対京都サンガのＪ１第３節の試合がありました。その応援も兼ねてと言う事で、かなりハードな日程になりました。

　　それでは、きーさんの「青春１８切符の旅」中国、山陰編にご案内します。